移動販売という仕事についての話

みなさんは移動販売というとどんな物をイメージしますか?古い話ですが、昔は屋台引きのおでん屋やラーメン屋、焼き鳥屋などいろいろな屋台引きが存在していました。いまでもまだ、石焼き芋の屋台引きは見かけますよね。今回は、移動販売の仕事についての話です。

移動販売

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いまや移動販売も多種多様の時代

私が子供のころ、おでん屋の屋台車が坂道で苦戦していたとき、押し上げるのを手伝ったお礼に、はんぺんを貰って食べたことがありました。

懐かしい思い出です。

近頃は、移動販売も車を利用するのが通常となり、販売するものもクレープやホットドッグ、ソフトクリームやお弁当など、様々なものが売られています。

また、イベント会場では大手牛丼チェーンなども見かけるようになりました。

地方では、移動式スーパーマーケットやコンビニもあるようですね。

冬季では、灯油販売のタンクローリーも見かけますが、これも移動販売のひとつです。

そんな移動販売ですが、私が経験したのは【パンの移動販売】でした。

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パンの移動販売を始めたきっかけ

なぜパンの移動販売を始めたのかというと、純粋に転職したいと思った時に、たまたま求人広告で目に入ったのがパンの移動販売だったのです。

別にパンの移動販売でなくてもよかったのですが、それまでの仕事はフルコミの仕事ばかりだったので、やればやるだけ収入につながるというのに惹かれました。

”自分の頑張りで高収入”という謳い文句があったのと、休日がちゃんと確保されているということが一番のメリットでした。

これまでの仕事の中で、土日が休みというのは初めてだったので、自分や家族との時間もとれるということや、営業所が自宅から近いというのも決め手となりましたね。

それと、やったことない仕事を覗いてみたいという好奇心もありましたし。

好奇心を持つことって大事ですよ。

ですが、ただ好奇心だけで動くのではなく、ある程度見極めることも大事です。

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応募から採用までの流れ

面接では、会社概要や仕事の流れなどおおまかな説明を受けました(面接というより説明)

おおよそかかる経費など、募集広告にあった内容を具体的にしたような話でした(給料日は月3回)

実際にどんな形で仕事をするのかを見てから決めて下さいとのことで、翌日見学することにしました。

このパンの移動販売は、自動車での販売になるのですが、車は社用車ではなく各自持ち込み。

簡単に言うと、それぞれが契約社員・独立事業主という形でした。

私の行った営業所には4名がいて、みんな朝6時くらいから各自でパンを積み込み、それぞれの販売エリア向かいます。

見学ということで、私も朝6時に営業所に入りスタッフたちの業務を見ていました。

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業務内容

営業所には、たくさんのパンが種類ごとに分けられていて、そこから順に自分の販売する分をピッキングしていきます。

食パンは自分でスライスして袋詰め。

各自、自分の車に陳列します。

車種はみんな軽のBOX車(ひとりはハイエース)でした。

荷台を改造して、陳列棚を作りポップ等を使い見やすく選びやすくするのが売れる秘訣とのこと。

準備が整った人から販売に向かうのですが、時間にして8時くらいにはみんなが出発します。

あとはそれぞれの販売業務となり、終了後は営業所に戻ることなく直帰。

一連の流れを見学し、新たなことへのチャレンジ心もあったので、トライすることにしました。

仕事は、締日の関係で1週間後に決定。

その間に、移動販売車制作に取り掛かかろうと、とりあえず自家用の軽BOXの荷台を角材や100均の物を使い、見よう見まねで仕上げてみました。

朝6時に営業所に到着し、スタッフたち同様に注文しておいたパンをピッキングしてきちんと陳列(几帳面なので)。

最初は、エリア拡大があるので本部の部長と同行販売です。

ここでの販売は決められたエリアを月~金曜日、それぞれルートを決めて同一曜日に同ルートを回ります。

部長が一軒一軒飛び込みで声がけして、試食してもらい販売車まで見に来てもらいました。

毎週、巡回することを告げて、その繰り返しで初日の1週間が終了しました。

どんな仕事でもそうだと思いますが、馴れるまでは大変です。

それから、ここでのパンの販売は仕入れも自分で発注するのですが、翌日分ではなく1週間単位で発注しなきてはならないので、ある程度売り込みを予想したり、欲しい収入の分を考え発注書を作ります。

じつはこれが大変。

最初は言われた通り発注し、同行販売だったので夕方には完売します。

翌日に、他のスタッフからどうだった?と聞かれたので完売したというと驚かれました。

みんな毎日、数個は売れ残ることがあるようで。

ちなみに個人事業主ですから、発注して売れ残ったパンは自分で買い取ることになります。

仕事に馴れた頃、完全に自分ひとりでの販売となりました。

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売ることとの格闘

パンの評判も良かったことや、パンの移動販売が物珍しかった時代だったこともあってか、最初は売り上げも順調でした。

それなりにリピーターも増え、注文を受けたりすることもありましたね。

ただ、雨風の強い時なんかは買いに出てもらえないこともあります。

こちらも売り残したくない(買い取らなくてはならないため)から、声掛けをするのですが、それで時間を取られたりなど悪循環になります。

何より、毎日のガソリン代も自分持ちなので、ルート営業とはいえ売れ残った分を差し引くと、儲けは薄くなります。

儲けられると思って始めた仕事ですが、思うようには行きません。

そんな中、スタッフがひとり辞めることになりました。

理由は、売り上げ現象により収入ダウンで、先が見込めないとのこと。

それでも3年頑張ったそうですが、私も1年が過ぎて売り上げや収入を比較し、このまま収入増になるのかを検討した結果、難しいと思ったので退職することにしました。

後の話ですが、別の仕事で地方に行ったとき、たまたま同じパンの移動販売車を見かけ、懐かしさもあり買ってみることに。

噺を聞くと、毎日ほど完売しているとのことでした。

しかも、仕入れは自分が仕入れていた量の1.5倍ほどというから驚きです。

地方で競合他社もなく、年配の方が多く、どこかに買いに出るより来てくれるのがありがたいと言われていることでした。

これも地域差ですかね。

まあ、私が担当していたエリアは、売るのが難しいと言われていたところだったので、それでも1年ほどやってこれたのは、やはり私の営業力の賜物ですかね(笑)

そう思わせておいてください(笑)

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まとめ

移動販売の業態も会社により様々。

固定給で守られているところもありますし、私同様に完全歩合で頑張った分だけ高収入と謳っているところもあります。

これからは移動販売をやってみようという方は、表面のいいところばかりではないということや、商売である以上、責任はすべて自分にあるということを忘れずに。

私は思い通りになりませんでしたが、成功している人もいます。

きょうつうして言えることは、好きだからやってるということや、好きだから笑顔でいられるという事でしょうか。

そこにお客様が集まってきますから。

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